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自主再建の場合

自主再建の場合

「今後、大きな売上が見込めるが、現時点では来月の支払が厳しい。」とか、「毎月、これまでの約定金額での弁済が厳しいので、返済方法や返済金額を変更したい。」という要望をお持ちの場合、取引銀行にかけあって支払猶予を求めたり、リスケジュールをお願いしたりしてみることが有効かもしれません。

長年の付き合いがある場合や、あなたの会社の力を評価している場合であれば、銀行は案外すぐにそのような要望に応じてくれるかもしれません。

しかし、十分な準備をせずにむやみに打診することは禁物です。支払猶予等の打診には、会社の財務状況の説明のための資料提出が必要であり、あなたの会社の財務状況をさらけ出すことになるからです。

リスケジュールを打診して会社の財務状況に関する資料を提出した後で、あなたの会社の財務状況が悪いと取引銀行に判断され、逆に取引銀行から回収に専念されることになるのであれば元も子もなくなります。

支払猶予やリスケジュールを求める際にも、金融機関を十分に説得できるだけの資料を準備する等、相応の準備が必要であり、また打診するタイミングも計る必要があります。

また、そもそもそのような打診をすることがベストの選択かどうかも、あなたの会社の財務状況等にも照らして総合的に判断する必要があります。

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